泌尿器科
ED治療
ED(勃起不全)とは
ED(勃起不全)は、「勃起しない」だけではなく、「十分な硬さにならない」「維持できない」「途中で弱くなる」なども含まれます。
加齢だけでなく、ストレス、生活習慣病、男性ホルモン低下など、さまざまな原因が関係しています。
治療方法
- 内服治療・生活習慣の改善
- まずはED治療薬を用いた内服治療から開始し、勃起機能の改善を目指します。あわせて、運動不足、睡眠、肥満、喫煙などの生活習慣を見直すことで、根本的な改善が期待できる場合があります。
- 内服薬以外の専門的な治療選択肢
- 当院では、内服薬で効果が不十分な方や、持病でお薬が飲めない方、がんの手術後の機能回復を目指す方に対し、以下の治療もご提案しております。
- 陰圧式勃起補助具(ビガーなど)
陰圧を利用して物理的に血液を引き込み、勃起を促す医療機器です。お薬を使わないため安全性が高く、術後のリハビリテーションにも適しています。 - PGE1海綿体注射(ICI療法)
陰茎(海綿体)に直接お薬を注射して血管を広げ、勃起を促す治療法です。内服薬が効きにくい重症のEDにも高い効果が期待できます。
ED診療価格
- 初診料(心電図込み)
- 1,500円
- シルデナフィル <50mg>
- 900円
- タダラフィル <20mg>
- 1,200円
- バイアグラ <50mg>
- 1,500円
- シアリス <20mg>
- 1,800円
- テストステロン注射 <250mg>
- 4,000円
- 陰茎注射指導料
- 3,300円
- 陰茎超音波検査
- 5,500円
- アルプロスタジルアルファデクス注射
- 3,300円/回
男性更年期
男性更年期(LOH症候群)とは
男性更年期(LOH症候群:加齢男性性腺機能低下症候群)は、加齢や過度なストレスなどによって、男性の心身の活力を保つ「男性ホルモン(テストステロン)」の分泌量が低下することで起こるさまざまな不調の総称です。 女性の更年期障害は広く知られていますが、近年では男性にも更年期があることが分かってきました。単なる「年のせい」や「疲れ」と見過ごされがちですが、以下のように心身に多様な症状が現れます。
- 身体の症状
- 疲れやすい、だるさが抜けない、筋力・筋肉量の低下、ほてり・発汗
- 心の症状
- やる気が出ない、集中力・記憶力の低下、イライラする、不眠、うつ気味になる
- 性の症状
- 性欲低下、ED(勃起不全)、朝立ちの減少
当院での診断・治療
まずは問診(専用の質問票)と血液検査を行い、男性ホルモンの数値を正確に測定します。診断の結果、男性ホルモンの低下が認められた場合には、減少したホルモンを補う「男性ホルモン補充療法(注射)」や、体質に合わせた「漢方薬」の処方、ED治療など、患者さまの症状やライフスタイルに合わせた治療をご提案いたします。
射精障害
射精障害について
ED(勃起不全)と並んで、男性の性機能に関するデリケートなお悩みの一つが「射精障害」です。
勃起はするものの、うまく射精に至らない、またはコントロールができない状態を指します。
主な射精障害の種類は以下の通りです。
- 早漏(そうろう)
- ご自身やパートナーが望むよりも早く射精してしまう状態です。精神的な要因のほか、亀頭の知覚過敏などが原因となります。
- 遅漏(ちろう)
- 腟内射精障害 射精までに時間がかかりすぎる、あるいは自慰行為では射精できるものの、パートナーとの性交渉(腟内)では射精できない状態です。妊活において大きな障壁となることがあります。
- 逆行性射精
- 射精した精液が外へ出ず、膀胱のほうへ逆流してしまう状態です。糖尿病の神経障害や、前立腺の手術後などに起こることがあります。
治療方法
お悩みや症状のタイプに合わせて、適切な治療をご提案します。
- 内服治療(お薬)
- 早漏に対しては、射精までの時間を延ばす効果が期待できる内服薬を処方する場合があります。
- 生活指導・カウンセリング
- ストレスやプレッシャーなど、心因性の要素が強い場合には、リラックスして臨むための環境づくりやマスターベーションの習慣改善などのアドバイスを行います。
- 不妊治療へのステップアップ
- 腟内射精障害や逆行性射精があり、自然妊娠が難しい場合は、連携する生殖医療機関(婦人科)と協力し、人工授精や、精巣から直接精子を採取する手術(TESE)などの選択肢も含めてトータルでサポートいたします。
- EDを合併している場合
- ED(勃起不全)を合併している場合は、まずはED治療を優先して行うことで射精障害も改善することがあります。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
価格
- 射精障害初回指導料
- 5,500円
- 射精障害再診指導料
- 3,300円
- TENGAトレーニングセット
- 1,100円/本
- TIMING TRAINER
- 11,000円/式
ペロニー(ペイロニー)病
ペロニー病とは
ペロニー病(陰茎硬化症)は、陰茎(ペニス)の内部にある「白膜」という組織に線維化(しこりのような硬い部分=プラーク)が生じることで、勃起時に陰茎が曲がったり、痛みを伴ったりする病気です。中年以降の男性に多く見られ、「性行為時の小さな負担の蓄積」や「自己免疫疾患」などが原因と考えられていますが、はっきりとした原因はまだ完全には解明されていません。
以下のような症状がある場合は、ペロニー病の可能性があります。
- 陰茎の曲がり(湾曲)
- 勃起した際に、上下左右いずれかに不自然に曲がるようになります。
- しこり(プラーク)
- 陰茎の表面(特に背側など)に、コリコリとした硬いしこりを触れます。
- 勃起時の痛み
- 発症した初期(急性期)には、勃起時に痛みを感じることが多くあります。
- EDの合併
- 痛みが気になったり、陰茎が曲がることへの精神的なストレスから、EDを合併することが少なくありません。
治療方法
ペロニー病は時間の経過とともに進行が止まる(安定期に入る)ことも多いため、症状の強さや時期に合わせた治療を行います。
- 内服治療(お薬)
- 痛みが強い急性期や、症状が比較的軽い場合には、ビタミンE製剤や抗炎症薬などを内服し、しこりの進行や炎症を抑える治療を行います。
- ED治療の併用
- ペロニー病によってED(勃起不全)を合併している場合は、ED治療薬を併用することで、性生活の質(QOL)の改善を目指します。
- 外科的治療(手術)
- 陰茎の曲がりが強く性交渉が困難な場合など、重症例に対しては手術(曲がりをまっすぐにする手術など)を検討します。手術が必要と判断される場合は、連携する専門の医療機関をスムーズにご紹介いたします。
- お一人で悩まずにご相談ください
- 「陰茎が曲がってきた」「しこりがある」といった症状は、恥ずかしさから受診をためらってしまう方が非常に多いのが実情です。
しかし、早期に適切な対処をすることで進行を抑えたり、症状を和らげたりすることが可能です。
男性特有のデリケートなお悩みにも専門医がしっかりと寄り添いサポートいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
慢性陰嚢痛
慢性陰嚢痛とは
慢性陰嚢痛(まんせいいんのうつう)とは、精巣(睾丸)や陰嚢まわりの痛み、不快感、重苦しい感じなどが「3ヶ月以上」長期にわたって続く状態を指します。
命に関わるような悪性の病気ではないことがほとんどですが、常に下半身に痛みや違和感があるため、日常生活や仕事の集中力を削がれ、生活の質(QOL)を大きく低下させてしまう非常にデリケートな疾患です。
主な症状
- 精巣や陰嚢がズキズキ痛む、または鈍い痛みが続く
- 陰嚢が下に引っ張られるような重苦しい感じがある
- 太ももの付け根(そけい部)や下腹部にかけて痛みが響く
- 長時間のデスクワークや立ち仕事、運動後に症状が悪化する
考えられる主な原因
慢性陰嚢痛の原因は多岐にわたり、いくつかの要因が重なっていることも少なくありません。
- 精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)
- 精巣の周りの静脈に血液が逆流してボコボコとした瘤(こぶ)ができる病気で、鈍痛や重たさの原因となります。(※男性不妊の最大の原因でもあります)
- 慢性前立腺炎/骨盤痛症候群
- 前立腺の炎症や骨盤周りの筋肉の緊張から、陰嚢に痛みが放散することがあります。
- 過去の手術の影響
- そけいヘルニア(脱腸)の手術やパイプカット(精管結紮術)などの術後に、神経が影響を受けて痛みが残ることがあります。
- その他
- 尿管結石、腰椎(腰の骨)の異常による神経痛、あるいは原因が特定できない場合(特発性)もあります。
当院での診断と治療法
まずは、超音波(エコー)検査や尿検査などを行い、痛みの原因となっている病気が隠れていないかを痛みなく正確に調べます。
- 内服治療
- 原因や症状に合わせて、抗炎症薬(痛み止め)、神経痛を和らげるお薬、筋肉の緊張をほぐすお薬、血流を改善する漢方薬などを処方し、痛みのコントロールを目指します。
- 精索静脈瘤の手術
- 検査の結果、痛みの原因が「精索静脈瘤」であると診断された場合は、手術によって根本的な改善が期待できます。当院では、身体への負担が少ない「精索静脈瘤の日帰り手術」に対応しております。
- 生活指導・ストレスケア
- 長引く痛みは、精神的なストレスや疲労、長時間の座位(座りっぱなし)などによって悪化しやすくなります。生活習慣の改善点や、骨盤周りの緊張を和らげるケアなどについてもアドバイスを行います。
- 「異常なし」と言われて悩んでいませんか?
- 慢性陰嚢痛は、一般的な検査では明らかな異常が見つからず、「気のせいです」「様子を見ましょう」と言われてしまい、ドクターショッピング(複数の病院を渡り歩くこと)を繰り返してしまう方が多い病気です。 当院では、そうした患者さまの不安や精神的なストレスにしっかりと寄り添い、少しでも痛みと不安を取り除くための治療を根気よく一緒に探してまいります。どうぞお一人で我慢せず、お気軽にご相談ください。