泌尿器科

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前立腺肥大症・ウロリフト

ウロリフトとは

ウロリフト(UroLift)は、前立腺肥大症によって狭くなった尿道を広げ、排尿しやすくする治療法です。
加齢とともに前立腺が大きくなると、尿道が圧迫され、「尿の勢いが弱い」「トイレが近い」「夜中に何度も起きる」「残尿感がある」「排尿に時間がかかる」などの症状が現れることがあります。

ウロリフトは、前立腺そのものを切除するのではなく、専用の小さなインプラントを用いて前立腺を内側から持ち上げ、尿道の通り道を広げる治療です。
メスで前立腺を切除する従来の手術と比較して、身体への負担軽減が期待される治療法として導入されています。
症例によっては日帰り治療が可能で、比較的早期の社会復帰が期待できます。

このような
症状の方へ

  • 尿の勢いが弱くなった
  • トイレが近い
  • 夜中に何度もトイレへ行く
  • 排尿後もスッキリしない
  • 薬を飲んでも改善しない
  • 手術は不安だが症状を改善したい
  • 身体への負担を減らしたい

ウロリフト(経尿道的前立腺吊上術)の特徴

切らない治療
ウロリフトは、肥大した前立腺組織を切除したり、熱で焼灼したりせず、専用の小型インプラントで組織を束ねて尿道を広げる「切らない」新しい治療法です。
日帰り治療が可能
身体への負担(侵襲)が少ないため、症例によっては入院することなく、日帰りで治療を受けていただくことが可能です。
早期社会復帰を目指せる
術後の尿道カテーテル留置期間が短く、従来の手術と比較して回復が早いため、早期の日常生活およびお仕事への復帰が期待できます。
性機能への配慮
従来の前立腺手術で起こりやすい「逆行性射精(精液が膀胱に逆流してしまう現象)」などのリスクが極めて低く、射精機能や勃起機能への影響を最小限に抑えられる治療法として、多くの方に選択されています。

ウロリフトの治療対象となる患者様(保険適応について)

ウロリフトは健康保険が適用される治療ですが、適切な医療をご提供するため、治療対象となる方には一定の基準が設けられています。当院では事前の検査で適応をしっかりと見極めた上でご提案しております。

前立腺肥大症に対するお薬による治療で十分な効果が得られない方

基本的には、まず内服薬による治療を一定期間行っても排尿症状が改善しない方、あるいは副作用等でお薬の継続が難しい方が対象となります。

前立腺の大きさが80mL以下の方

前立腺体積が80mL以下の患者様が対象です。また、前立腺の形状(中葉という部分の突出が著しい場合など)によっては、機器の留置が難しく、他の治療法(内視鏡手術など)をお勧めする場合があります。

性機能の温存を強く希望される方

術後の射精機能を残したいというご希望がある方にとって、優れた選択肢となります。

従来の手術リスクを避けたい方

ご高齢の方や持病(心臓の病気や、血液をサラサラにするお薬を飲んでいるなど)があり、全身麻酔や出血を伴う従来の手術を避けたほうがよいと判断される方にも適しています。(処方医と連携し休薬期間を提案します。)

さらに詳しい情報について

ウロリフトのメーカー(テレフレックス社)が提供している、患者様向けの詳しい解説ページも併せてご覧ください。